郵便番号から住所を検索する Google ガジェットを作ってみました

入力した郵便番号の住所、フリガナ、緯度経度を表示する Google ガジェットを作ってみました。Add to Google ボタンをクリックして、あなたの iGoogle に追加できます。




7桁の郵便番号を入力すると、その郵便番号の住所、フリガナ、緯度経度の検索をはじめます。検索ボタンは使えますがオマケです。検索結果の住所、フリガナ、緯度経度は、テキストエリアに表示して選択状態になりますので、そのままコピーして素早く使えます。

この Google ガジェットは Postal Search Ajax API を使って実現しています。その仕組みやソースコードに関心がありましたら、郵便番号から住所を検索するガジェット を見てくださいね。

今年はこの投稿が最後になりそうです。では、良いお年を！

Vista、Google、Yahoo! 対応 ガジェットプログラミングのためのJavaScript入門 アスキー書籍編集部 by G-Tools

Google Gears スタートガイドが届きました。付録の SQLite 簡易リファレンスがニーズを満たしてくれました。

ようやく Google Gears スタートガイド が手元に届きました。

SQLite Home Page の Documentation の読み方がわからなかったため、この本の SQLite の解説に期待していたのですが、その要望に応えてくれるものでした。

その中でも、次の付録が20ページほどで、コンパクトに整理されているので、とても役立ちます。SQLite 自体で何ができるのかすぐに把握できましたし、Google Gears の SQLite の特徴や制限が明示されているので、他の SQLite の文献をあたるときも混乱せずに済みそうです。

Appendix 1 Gears データベースリファレンス
A.1 SQLite の特徴的な機能
A.2 Gears における SQLite の変更点
A.3 SQLite で利用可能な SQL コマンド一覧
A.4 SQLite で利用可能な SQL 関数一覧

あと Dojo Toolkit の off パッケージや GearsORM といったフレームワークの紹介が興味深いです。ちょこっと jQuery Gears なんてことを考えていたので刺激になりました。

Google Gadgets の高さを自動調整する方法

たぶん1年くらい前だったと思います。その頃の Google Gadgets は、その表示する内容に応じて高さ height を自動調整する方法がなく(見つからず)、固定しかできないと諦めていました。

久々に Google Gadgets を作る機会があり、ドキュメントを読み直してみると、Google Gadgets API Reference の JavaScript Libraries の中に、高さを自動調整してくれるライブラリがあるではないですか！

次のように Require 要素を使って dynamic-height ライブラリをインポートして、

<ModulePrefs 
  title="郵便番号から住所を検索する"
>
<Require feature="dynamic-height" />
</ModulePrefs>

ページをロードしたときに _IG_AdjustIFrameHeight を呼び出します。

jQuery(function($) {
  _IG_AdjustIFrameHeight();
    ･･･
});

これだけで、コンテンツの内容に応じて、Google Gadgets の高さが自動調整されます。

ただし、表示した後に高さを調整するため、高さの初期値を変えるものではありません。ですので、あらかじめ高さを決められるなら ModulePrefs 要素の height 属性を使うべきですね。

Googleガジェットプログラミング入門 井上 章 by G-Tools

Google Gadgets の meta@name=viewport と iPhone/iPod touch の関係は？

iGoogle に追加した Google Gadgets の iframe を覗くと、その head 要素に、次のような meta 要素があることに気が付きました。

<meta id="iphone-viewport" content="width=320;
  maximum-scale=1.0;
  minimum-scale=1.0;
  initial-scale=1.0;
  user-scalable=no"
name="viewport"/>

これは iPhone と iPod touch の Safari から見たときに、自動的に拡大(縮小)を無効にして画面一杯に表示するという指示を意味します。

この meta 要素を使う入口ってどこにあるのでしょうか。ちょっと考えたり、振り返ったりしても思い当たりませんでした。iPhone と iPod touch に関係があるハズなんですが・・・。

iPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり 林 信行 by G-Tools

住所の単語から住所の候補をサジェスト表示する

aquilegia が Postal Search Ajax API を使って新しいデモを作ってくれました。

住所の単語から住所の候補をサジェスト表示する

Google サジェスト や gooサジェストβ with ATOK は、キーワードの入力候補を表示しますが、このデモでは Postal Search Ajax API を使って住所の入力候補を表示します。

まだ中小の解決すべき課題があるため、デモとして公開しました。もっと完成度を上げた後、最終的に Postal Search Ajax API に組み込んでリリースする予定です。もう少しお待ちください。

NHKスペシャル“グーグル革命の衝撃”あなたの人生を検索が変える 教養 by G-Tools

Google Gears でデータベースを作成する方法、そして削除する方法

Google Gears でデータベースを作成するのは簡単です。次のように Factory クラスで Database オブジェクトを生成して、open メソッドにデータベース名を指定するだけです。

指定したデータベースが存在しないときは、新しいデータベースが作成されます。何かエラーがあるときは、例外が発生します。

  try {
    db = google.gears.factory.create('beta.database', '1.0');
    db.open('feedreader');
  } catch (e) {
    alert(e.message);
  }

作成したデータベースのファイルは、ローカル PC のアカウントごとに保存されます。その格納場所は、オペレーティングシステムと WEB ブラウザによって異なります。

例えば Windows XP の Firefox 2 では、C:\Documents and Settings\{username}\Local Settings\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\{profile}\Google Gears for Firefox のディレクトリに格納されます。

詳しくは Database Module API の Location of Database File を見てください。

次のようにデータベースを閉じることもできます。が、開いたデータベースは WEB ページをアンロードすると自動的に閉じるので、close メソッドを使うことはあまりないと思います。

  try {
    db.close();
  } catch (e) {
    alert(e.message);
  }

データベースを削除するクラスやメソッドは見つかりませんでした。ご存知でしたら教えてください。

ローカル PC 上で、前述のデータベースのファイルを削除すると、データベース自体の削除になるようです。ただし、Database オブジェクトの open メソッドでデータベースを開いていると、ファイルがロックされて削除できませんでしたので、ご注意ください。

Google Gearsスタートガイド 白石 俊平 by G-Tools

SQLite入門 すぐに使える軽快・軽量データベース・エンジン 西沢 直木 by G-Tools

年賀状の投函はお早めに！って、まだ書いているところだし、もう遅いし

12月25日を過ぎてしまいましたが、まだ年賀状を書いているところです。

今回の年賀状は サクライカードの年賀はがき を使っています。金箔っぽいプレミアムなデザインで、文言やメッセージがなく、余白が広いのが特徴でしょうか。

今年から、宛名ぐらいは手書きにしようと試みたのが、遅れている大きな原因だったりします。それと、自分自身(事務所兼用)の宛名印刷を、業者に頼まなかったのも原因です。

慣れないことをすると、予想していた以上に時間がかかるのは、仕事でもなんでも同じですね。年賀状はなるべく早くポストに投函するよう努力します。元旦に届かないかもしれませんが、お許しください。みなさま。

通勤電車で新聞を読む人はなぜ仕事が遅いのか―熱狂的に仕事をこなす技術 (Doyukan Brush Up Series) 松本 幸夫 by G-Tools

Google Gears のデータベースを操作する Database Query Tool

Google Gears は JavaScript コードから SQLite ベースのデータベースを操作できますが、その操作を JavaScript コードのみで実行するのは手間ですし、現実的ではありません。

Google Gears のサイトでは WEB ブラウザの仮想コンソールから、データベースを操作できる Database Query Tool を提供しています。

次のスクリーンショットは Database Query Tool が動作している様子を表しています。SQL 文を入力して Execute ボタンをクリック (または Enter キー) すると、その実行結果を表組みで表示します。



Database Query Tool は Resources and Tools の Download Samples and Tools リンクからダウンロードできます。ダウンロードしたアーカイブに含まれる tools/dbquery.html (と tools/gears_init.js) が Database Query Tool です。

Database Query Tool を使い始める前に、tools/dbquery.html 中の DATABASE_NAME をあなたのデータベース名に変更する必要があります。Database Query Tool が扱うデータベースは固定で、データベースを選択する機能は持っていません。

/**
 * @type String
 */
var DATABASE_NAME = 'mydatabasename';

Database Query Tool は、テーブルの内容の確認やクリアなど、プログラムのテストでとても役立ちます。また、Database Query Tool 自体も Google Gears 対応のアプリケーションだったりするので、そのソースコードを見るだけでも新しい発見があると思います。

Google Gearsスタートガイド 白石 俊平 by G-Tools