『Microformats: Empowering Your Markup for Web 2.0』という洋書は、前述の欠点を補ってくれるものですので、その内容を簡単に紹介します。
まず、著者である John Allsopp のサイト です。Microformats の直接的な関係者ではないのでしょうかね。John Allsopp と Microformats との関係は把握できていません。
この本で扱っているフォーマットは、次のとおりです。
- rel-license
- rel-tag
- rel-nofollow
- VoteLinks
- XFN
- geo
- adr
- hCard
- hCalendar
- hReview
- hAtom
また、そのフォーマットに関連するツールや実装しているサービスの紹介もあるので、(仕様への準拠や使い方の良し悪しは除いて)具体的にイメージしながら Microformats を実感できます。
ケーススタディがあり、実際のサービスでどのように Microformats を使っているか、その解説があります。扱っているサービスは、次のとおりです。
- Cord'd
- Yahoo
Microformats Specification Reference は、各フォーマットの仕様がコンパクトにまとまっています。わたしは記憶に定着していない範囲がたくさんある状況なので、すぐに引き出せるようにまとまっているのは助かります。また、各フォーマットの実例、関連するツールやサービスも一緒にまとまっています。
People, Tools, Services, and Publishers は、この本で紹介したものも含む様々な情報源をリストアップしているので、こんなところで、こんなフォーマットを使っているのかとか、わたしの関心領域と重なる部分はどんなところかとか、違った形での発見があります。さらに詳しく調査してみようというときに役立ちそうです。
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