2008-11-10

CARWINGS-CASTING のリクエストに位置情報が付与されない例外があるので考慮しておきましょう。

Golazo MA4 team のなかじまんです。

動的なCARWINGS-CASTINGをに配信するには
動的にCARWINGS-CASTINGを生成するCGIを配置することで車の状態に合わせた情報配信が可能になります。CARWINGセンターからはhttpのGET形式で以下のパラメータがCARWINGS-CASTINGコンテンツプロバイダ側に渡されます。
CWC 技術情報では、上記のとおり、CARWINGS-CASTING のリクエストパラメータ仕様を解説しているのですが、CARWINGS-CASTING の URL を インターネット情報チャンネルに登録する ときのリクエストパラメータの例外を説明していないようです。

この例外ですが、ほとんどのケースで不都合ないと判断できるのですが、実際に Golazo MA4 の開発の中で、Golazo MA4 の CARWINGS-CASTING がインターネット情報チャンネルに登録できないことがありましたので、CWC 技術情報の補足として、この例外を紹介しておきます。

CARWINGS-CASTING をインターネット情報チャンネルに登録するとき、指定した URL に対してリクエストを発行し、CARWINGS-CASTING が存在するかどうか確認するようです。そして、存在するときは、RSS 2.0 のタイトル (channel/title) を取得して、インターネット情報チャンネルのタイトルとして使うようです。

このときのリクエストパラメータに例外があります。すべてのパラメータ値が、空欄となってリクエストされます。ですので、必ずパラメータ値が指定されると期待して、パラメータ値を検査してエラーとすると、インターネット情報チャンネルに登録できません。

ですので、リクエストのパラメータ値が、空欄となっても RSS 2.0 をレスポンスする必要があります。このとき、RSS 2.0 のタイトル (channel/title) が使われることになるので、エラーを表すタイトルにならないよう考慮する必要があります。

なお、CARWINGS エミュレータ という CARWINGS-CASTING を評価する環境がありますが、このエミュレータは、インターネット情報チャンネルに登録した後の環境をエミュレートするものということです。ですので、CARWINGS-CASTING を開発するときは、CARWINGS-CASTING エミュレータでのテストに加えて、インターネット情報チャンネルに登録するときの例外もテストすべきでしょう。

少し話題が変わりますが、先日(10/29)に、次のような発表がありました。

日産|日産自動車、Googleマップと連携した目的地設定をカーウイングスナビゲーションで実現
日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロスゴーン)は29日、同社のカーナビゲーション向け情報配信サービス「カーウイングス」において、世界最大の検索エンジンGoogle(グーグル)が行う Googleマップと連携し、カーナビゲーションの目的地設定などの操作をより便利に使うことを可能とするサービスを開始する。
まだ、WEB サービスとの連携という色合いが濃いですが、もしかすると近い将来、カーナビのあり方を変えてしまう(地殻変動を起こす)サービスが登場するかもしれませんね。その主導者が外資系の新興企業ではなく、国内から現われることを期待しています。

0 件のコメント: