mixi アプリは jQuery.view (= mixi.util.requestExternalNavigateTo) を使って、ユーザを外部サイトに誘導します。というネタを使って、ちょっとした Tips を紹介します。
次のソースコードは、外部サイトのリンクのクリックイベントを捕捉して jQuery.view を使って外部サイトに誘導するものです。(1) はあらかじめ用意した静的なリンク、(2) は RSS フィードを取得して動的生成したリンクで、それぞれ jQuery.view を使って外部サイトに誘導しています。
// (1) 静的リンク $('a[target=_blank]').click(function() { $.view(this.href); return false; }); // (2) 動的リンク $.getFeed('http://rss.rssad.jp/rss/gihyo/feed/atom', function(feed) { $.each(feed.Entry, function(i, entry) { var a = $('<a target="_blank">') .attr('href', entry.Link) .text(entry.Title) .click(function() { $.view(this.href); return false; }); $('<li/>').append(a).appendTo('ul'); }); }); <ul></ul> Powered by <a href="http://code.google.com/p/opensocial-jquery/" target="_blank">OpenSocial jQuery</a>静的リンクにせよ、動的リンクにせよ、外部サイトに誘導するというコードはまったく同じです。また、動的リンクを頻繁に生成するときは、その都度、クリックイベントと jQuery.view のコードを書くことになります。その結果、コードは冗長になりますし、テストケースも増加します。つまり、不健全です。
これ jQuery.fn.live を使うと、次のように自動化できるんです。ここでは target="_blank" のリンクは、外部サイトのリンクと決まりごとにしています。そして jQuery.fn.live を使って、target="_blank" のリンクにクリックイベントを登録し、外部サイトに誘導するようにしています。
たったこれだけで、静的リンクと動的リンクに関わらず、HTML 中に外部サイトのリンクが生成された時点で(あらかじめ存在するのも含む)、自動的にクリックイベントが登録され、外部サイトに誘導するリンクに早変わりします。live というメソッド名からもイメージできるでしょう?
$('a[target=_blank]').live('click', function() { $.view(this.href); return false; }); $.getFeed('http://rss.rssad.jp/rss/gihyo/feed/atom', function(feed) { $.each(feed.Entry, function(i, entry) { var a = $('<a target="_blank">') .attr('href', entry.Link) .text(entry.Title); // click イベントを登録してない!? $('<li/>').append(a).appendTo('ul'); }); });実際に上のソースコードを動かすと分かりますが、RSS フィードのリンクにクリックイベントを登録していないにも関わらず、jQuery.view で外部サイトに誘導されます。RSS フィードを再取得して再表示しても同様です。
jQuery.fn.live は、いろいろ制約があるので、使えるシーンは限られるのですが、頻繁に HTML を動的生成する中で、コールバック関数外の状態に依存しない定型的なイベントブロックを多用するとき、とても役立つと考えます。その1例が、外部サイトの誘導ということです。
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